「やってみる」

こんにちは。やのつよです。
何か新しいことをできるようになるために、
理論、理由、方法などを体系的に学ぶことは重要です。

ルールや理由もなく、我流でやるとなると、
うまくできるようになるとしても、きっと膨大な時間がかかってしまいます。
さて、私ははるか昔に社交ダンスを教えていたことがあるのですが、その時のお話をします。
ダンススタジオには、男性も、女性もダンスのレッスンを受けにきますが、
私の経験上、男性はロジカルなこと、理由、理屈、理論にこだわる傾向が強かったです。
「先生、ここはどうしてこうなるんですか?」
「この時のひざは、これくらいの角度ですか?」
「ここは、もっとこういう風にした方が良い気がするんですが」
疑問を持つことは良いことです。
どうしてこうするんだろう、と自問自答することは必要です。
何にも考えないのは困ります。
でも、そういったことばかりに時間を使っている時には、
「・・・うーん・・・どうでもいいから、早く体を動かしてくれないかな・・・。」
と思っていたりします。残念ながら、そうは言えませんけど(笑)
頭で納得しないと動けない(動かない)タイプの人は少なからずいます。
そういう方は、どうしてもそういうことが気になっちゃうんですね。
ダンスを習いに来る男性は、女性と比べたら比率としては少ないですから、
そういう意味でも、男性は(私を含めて)考えるのが好き人が多いんだと思います。
こうなる理由が知りたい。
ひざの角度に納得したい。
自分流を出したい。
知りたいですよね。理解したいですよね。
とてもよくわかります。
でも、よく考えてみると、
 理解する → できる
ということが成り立つか、というとそんなことはないんですね。
言われただけで理解して、思った通りに体を動かせる人は普通はいません。
いたら、その人は天才です。凡人の苦労を分かってくれない人です。できちゃうから。
天才:「え、何でできないの?」
普通:「うぐぐ・・・」
みたいな感じになっちゃいます。
でも、できないから習いに来ているはずなのです。
なので、
 言われたことをよくわからないけどやってみる
これは大事なことだと思うのです。
しかも、嫌々ではなく、まっさらな気持ちで言われた通りに受け入れてみる。
「こんな感じなんだ!」というフィードバック、感覚を手に入れる。
「想像してたのと全然違う!」というギャップを埋める。
「こういうことを言いたかったのか!」と理解を深めていく。
それはやってみないと分からない。
だから、やってみるのは大事なんです。
理論、理屈はもちろん存在します。
するんですけど、できるためにはやらなければならない。
実際に踊りたいのであれば、踊る必要がある。
乱暴なことを言えば、よくわからないけど踊れる方がずっとよいこともあり得ます。
やってみて、どうしても合わないとか、
何か違うな、という風に思えるのであれば、
そのときは捨ててしまえばいいです。
でも、捨てるにも一旦取り入れる必要があります。
何も知らないところから、習う、教わるのであれば、取り入れるところからだと思います。
とはいえ、自分のやり方、プライド、どうしてもこだわってしまう人は、なかなかできないです。
簡単なはずなのに、難しいですね。
でも、もったいないです。
お仕事で教える方は、おカネはいただけるのでいいんですが、
でもやっぱりもったいないです。
というわけで、できるようになるには、やってみることも必要です、というお話でした。
何か新しいことを学ぶときには、素直さも、とても大事な要素ですね。

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矢野毅の資産防衛の初歩(初心者向け)より

 

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