確定申告期限を過ぎてしまった場合の最善の対処法

こんにちは。堀 龍市 税理士事務所の栗下です。

今年も確定申告が終わりましたね…確定申告をされたみなさん、お疲れ様でした。

弊所は少しバタバタしましたが、なんとか無事に今年も確定申告を乗り切る
ことができました。

ところで、みなさんは無事期限内に申告を済まされましたでしょうか?

ひょっとしたら、中には「頑張ったけど期限内に間に合わなかった」という
方や、「実はまだ確定申告をしていないんだよね」という方はおられませんか?(汗)

もし、そんな方がおられたら…ということで、今回は申告期限を過ぎてしまった
場合の最善の対処法についてお話したいと思います。

株式やFXなどの投資に関して、税務署は基本的にみなさんの収益を把握する
ことができるので、「利益が少額だから…」や「期限を過ぎてしまったし…」と
いって諦めてしまうのは危険です。

では申告期限を過ぎてしまったらどうしたら良いのか? ですが、
例え期限を過ぎたとしても【一刻も早く】申告・納税をすることが非常に重要です。

実は期限を過ぎた瞬間から、無申告加算税や延滞税といったペナルティが
課されます。

ちなみに、

無申告加算税→正当な理由なく法定期限内に申告をしなかった場合に
課せられるもので、税率は最大20%

延滞税→法定納期限までに納税されなかった場合、完納までの期間に応じて
課せられるもので税率は最大年8.9%
(平成31年中の期間。尚、延滞税の税率は年によって異なります。
詳細は国税庁ホームページでご確認下さい)

とどれも高い税率です。

しかし、これらのペナルティも自主的に申告をすれば、無申告加算税は
5%(※)に軽減されますし、期限から2ヶ月以内に申告・納税を行えば、
延滞税は年2.6%で済みます。

(※)納付すべき税額が50万円を超える場合など、一部例外があります。

ただ、先ほど【一刻も早く】と書いたのがポイントで、これらの軽減措置は、
実は税務署から指摘を受けた時点でアウトになってしまいます。

なので、期限を過ぎてしまったし、どうしていいかわからない…と放置していると
命取りになってしまいますので、まずは急いで止血することが先決なのです。

また、もし税務署からお尋ねがあったり調査が行われた場合にも、無申告と
申告したけど内容が間違っていたでは、調査官の心証が全く違います。

(全くデタラメな申告をしたり、故意に内容を間違えたといった場合は別ですが…)

もし、申告期限を過ぎてしまったために申告・納税を諦めかけている方がいたら、
諦めずに一刻も早く申告書を提出し納税されることをおすすめいたします。

 

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ソフィア・アセットマネジメントクラブ(スタンダード)

栗下尚紀の投資家税務より

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