不動産の価値とは?(2)

前回の続きです。

不動産の価値とは、

1、使用価値

2、担保価値

3、節税価値

であるというお話をしました。

 

1の使用価値をもう少しこまかくみてみましょう。

ここではあくまで経済的価値という視点でみます。

 

使用価値とは

1、これを使用することで、いくらの支出を抑えられるか?

10万円の収入増と10万円の支出減は同じ価値を持ちます。

その家に住むことで、家賃10万円節約できるなら、

10万円の節約価値があると言えます。

 

2、これを使用することで、いくらの収入増が見込めるか?

たとえば、トータルで1000万円高い高い駅近の物件に住むことで、仕事の利便性が向上し、

収入が毎月10万円増え、その効果が10年続いたとしたら、1200万円の増収。

差し引き200万円の増収価値があると考えます。

 

3、これを使用することで、いくらの間接的経済効果があるか?

配偶者や家族の満足、子供の教育、防犯、健康。

どのような環境に住むかで、安全確保のために使うお金、

病院にかかるお金や保険金、子供の将来の収入等も変わってくるとしたら、

これも価値といえます。

 

4、これを使用することで、いくらのキャッシュフローを得られるか?

賃貸する場合、家賃はいくらか?

空室リスクは高いか、低いか?

利回りは何%か?

投資価値も、使用価値に含まれます。

 

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