使えば使うほど増える? 不思議なお金のからくり

貯めれば貯めるほど増える。

それがお金の常識です。

 

でも、実は、使えば使うほど増えるのです。

これはスピリチュアルなことでも、自己啓発的なことでもありません。

 

経済学的な原理にもとづいた真理です。

 

信用創造という言葉、聞いたことありますか?

金融機関に預けたお金を、その金融機関が別の人や企業に貸し出す。

貸し付けを受けた人や企業が使う。

使われたお金を受け取った人が、また別の金融機関に預ける。

その別の金融機関はまた新たに別の人や企業に貸し出す。

貸し付けを受けたまたまた別の人や企業が使う。

使われたお金を受け取った人が、またまた別の金融機関に預ける。

その金融機関はまた・・・

 

という具合いに、市中(しちゅう)に出まわるお金がどんどん増えていくのです。

これが、信用創造です。

 

信用創造によって、もともと存在していたお金の何倍、何十倍ものお金の量に膨らんでいきます。

 

お金は、使えば使うほど増えていきます。

必要な人に使ってもらい(投資をし)、

その人が世の中に価値を生み出し、

価値を多くの人が受け取り、

受け取った人も与えた人も豊かになっていく。

 

投資をした人も、された人も、商品やサービスを買った人も、

みな豊かになっていく。

ひとりで貯め込んでいたらそれ以上増えないお金が、

多くの人の経済活動を巻き込むことによって加速度的に増えていくのです。

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