保険の目的は大きく分けて2つ。
「分散」と「移転」です。
保険は金融商品のかでも特に複雑な商品で、
多くの日本人が理解することに困難を感じています。
富裕層とよばれる人々や、金融の専門家であっても、
保険の本質を理解していない人は多いです。
保険の目的は分散と移転の2つですが、
詳細にみると次の4つに分類されます。
① リスクを空間的に分散する(他者との分担)
死亡や損害が起きた場合の損失を、
一人で負担するのではなく、少しずつ皆で負担しあう。
② リスクを時間的に分散する(分割払い)
死亡や損害が起きた場合の損失を、
現在の自分だけで負担するのではなく、
過去そして未来に負担額を均(なら)す。
③ 価値を空間的に移転する(譲与や相続対策)
財産等を第三者に移転する。
④ 価値を時間的に移転する(貯蓄、納税の先送り)
財産等を将来の自分に移転する(今享受せず将来の自分自身に譲渡する)。
保険は、個人が利用することもできれば、
法人が利用することもできます。
個人・法人のいずれにしても、これら4つの目的は不変です。
キーワードは
分散と移転、空間と時間です。
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