金融業界で働いている人にとっては、金融庁は市役所のような感覚ですが、
もしかしたらコインチェック事件で初めて金融庁を知った若い方もいるかもしれないですね。
金融庁が名を上げた(?)事件となったのでしょうか。
今日も、金融庁が仮想通貨の登録業者に立ち入り検査に着手との報道が流れています。
金融庁についてあまり知らない方もいるかもしれないので、
金融庁ウェブサイトから、「金融庁について」という紹介文を引用したいと思います。
金融システムは、経済の言わば動脈であり、我が国経済の再生と活性化のためには、不良債権問題を解決して、構造改革を支えるより強固な金融システムを構築することが不可欠です。また、経済発展を支える投資資金が円滑に供給されるよう証券市場の構造改革を進め、「貯蓄から投資へ」の流れを加速していくことも重要です。
こうした状況の中、金融庁においては、市場規律と自己責任原則を基軸とした、透明かつ公正な行政を基本に、金融制度の企画立案や民間金融機関等に対する厳正な検査・監督、証券取引等の監視を通じ、このような重要な課題に全力を挙げて取り組んでいます。
(引用終わり)
いかがでしょうか?
金融庁が、「貯蓄から投資へ」という流れを作ろうとしていることを知っていましたか?
「市場規律と自己責任原則」という非常に重要なワードをさらっと書いていますね。
金融庁のメッセージを読み解くことで、日本の金融が置かれている状況がわかるというものです。
—————————————————–
こちらもあわせてどうぞ。
・「仮想通貨投資ガイドブック(基礎編)2018」