不動産の選択基準

20年以上の関係が続いている私の恩師であり先輩(米国人)は、

3つの基準を教えてくれました。

それは、Transportation(交通インフラ)、Communication(通信/人間関係)、Information(情報/歴史)。

 

Transportationはわかりやすいでしょう。

いわゆる「駅近」「都心」「アクセス」等です。

 

Communicationは、通信インフラだけではありません。

ビジネスにおけるキーパーソンに会える距離かどうか、

投資物件の場合は入居者とのコミュニケーションが円滑にできる仕組みがあるかどうか。

 

Informationは、情報集積可能かどうか。

さらに次が大事で、過去の歴史から未来の開発までも含む重要な歴史的情報が、

イメージできているかどうか。

 

ここまで書けば、勘の良い方はこれ以必要ないでしょう。

 

不動産においては、「外観」「内装」「築年」「駅徒歩」などは、

一番大切なことではないのです。

語弊があるとよくないので補足すると、

もちろん上記の要素も大切ではありますが、

「抽象的基準」がないと、「具体的基準」の羅列では判断できないのです。

 

「抽象と具体」という概念は、投資においては、数値(財務諸表)と同じくらい重要です。

しかしほとんどの人は、そのことを意識していません。

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