仮想通貨の取引をしている人のあいだでは、
海外取引所のPoloniexとBitfinexは有名です。
日本ではコインチェックのNEM流出事件で、
預けていた資金が引き出せない状況になった人が多数との状況。
なんとNEMを保有していた人だけで26万人とのこと。
そこで「日本の取引所はセキュリティが甘すぎる!
海外の取引所を使ってみようかな・・・」
と考えている人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、
海外の取引所のセキュリティが日本よりしっかりしていて安全かというと、
そうとは限りません。
むしろ、日本よりセキュリティが甘い可能性もある。
また、日本人にとって大きいのがサポート体制ですよね。
上記の2社では、サポートデスクにメールを送っても、
1~2週間ノーレスということも日常茶飯事だそうです。
日本の取引所と違い、
操作を間違った場合は致命的な結果になることも多いです。
自己責任意識がしっかりあって、
グローバルスタンダードで行動している人は大丈夫だと思いますが、
これで不安だという人は、海外取引所はやめたほうがよいです。
セキュリティがなぜ甘い可能性があるかということは、
取り扱い通貨数が関係しています。
海外取引所は取り扱い通貨数が非常に多いです。
本来取り扱う通貨の分だけ、
それぞれ別に資金移動やセキュリティチェックが必要であり、
コストも人員も必要だということになります。
今回のコインチェックの問題はまさにこれでした。
海外と比べると少ないですが、日本国内の同業他社より多く通貨を扱っていました。
取引所としての登録を認可してもらうために、
管轄当局の要求に応えるためその作業に追われ、
セキュリティなど重要なところが後回しになってしまっていた…
という話もありますが。
海外取引所使いたい人は使えばよいと思います。
もちろん自分で考えて自己責任でということです。
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