2018年、国内不動産の見通し

 

2018年の不動産市場は、以下の点に注意。

 

1、二極化がさらに進む

 

現在発生している現象は明確です。

ネガティブ→人口減少、少子高齢化、価格高止まり

ポジティブ→外国人投資家の需要、インバウンド需要、グローバルなカネ余り

ここから考えられるのは、

価値の上昇/保全が見込める物件は「外国人」と「グローバルマネー」が流れる

都心の一等地物件。

価値の下落に警戒すべき物件は「郊外」「地方」「外国人が価値を見出せない土地」

等です。

 

2、不動産仲介業者の売り逃げに注意

 

銀行と同じく、おそらく銀行に少し遅れて、

不動産業者の淘汰が来年以降発生します。

ブロックチェーン技術の浸透が進めば、その速度は加速します。

淘汰の前には「売り逃げ」が起こります。

価値の低い物件を高値で売り逃げようとする業者が多くなるでしょう。

ここでも、優良で信頼できる業者と、そうでない業者の二極化時代に入ると思います。

 

3、増税は避けられない

不動産を保有している場合に課せられる固定資産税。

固定資産税の実質的増税は見据えておいたほうがよいでしょう。

「実質的増税」の意味は、固定資産税そのものの増税には抵抗があるなかで、

表面的には増税せずに、

不動産を持っていることに対する「ペナルティ」を重くしていく、

そんな方法が取られる可能性があるということです。

 

マイナンバー制度で紐づけられていく領域がさらに広がるでしょうから、

実質的増税は避けられないでしょう。

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