第26回「保険を考える その3 社会保険(厚生年金保険)」

こんにちは、ザ・ヴィジョンクエストのうらのまさこです!
今回もお読みいただきありがとうございます。

前回は公的な社会保険、年金制度の中の「国民年金」を取り上げましたが、今回は「厚生年金保険」についてです。

厚生年金保険は、会社員や公務員の方が加入できる、国民年金の上乗せ公的年金制度です。

保険料は労使折半、すなわち半分は勤務先が負担してくれます。

 

国民年金のみ加入する自営業者やその家族は第1号被保険者、厚生年金保険の対象者は第2号被保険者といいます。

では厚生年金保険に加入対象にならない会社員や公務員の配偶者はというと、第3号被保険者といいます。

第3号被保険者の何が優遇されているかというと、保険料は第2号被保険者の保険料でまかなっているという点。

すなわち、国民年金の対象者でありながら別途保険料を支払わなくてもよいのですね。

 

たとえば会社員の妻が働く場合は、

・第2号被保険者になる、すなわち厚生年金保険に加入する勤務条件で働く場合

・第1号被保険者になる、すなわちフリーランスや自営業者で稼ぎ、ご自身で国民年金保険料(と国民健康保険料)を負担する場合

・第3号被保険者になる、すなわち厚生年金保険に加入するほどの勤務条件で働かない場合

と3パターン考えられます。

・収入面(給料)

・支出面(国民年金保険料または厚生年金保険料、健康保険料または国民健康保険料、40歳以上なら介護保険料、

夫の配偶者控除や特別控除による所得税・住民税減税額、夫の勤務先の配偶者手当など)

を損益で考えた場合、年収100万円超から160万円くらいまでが、支出負けしてしまう、

すなわち働いた分ほど収入が伸びない、という状況になることが多いので、「やっぱり扶養の範囲内で・・・」となりがち。

 

ですが、厚生年金保険や健康保険に個別に加入する、ということは

・保障面(年金支給額、健康保険諸手当など)

の充実につながります。

そういったところも考慮して総合的に判断したいですね。

 

他の社会保険や税金などのお話は別の機会にするとして、厚生年金保険の話に戻りましょう。

厚生年金保険に加入するメリットは、老齢年金支給額が増えるだけではありません。

一定の傷病の状態になった場合、障害年金が支給されますが、

国民年金加入者だと該当する傷病が1級(重い)と2級(軽い)と2段階しかありません

(障害基礎年金といいます https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/juky…)。

 

しかし、厚生年金保険加入者ではさらに3級や障害手当金があり、

2級までに該当しない軽微な傷病も対象となり、範囲が広がっています

(障害厚生年金といいます https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/juky…)。

 

また遺族年金は、国民年金加入者の場合

(遺族基礎年金といいますhttps://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/izokunenkin/jukyu-…)、

遺族=子どもがいることが前提となっています。

ざっくり言うと、子どもが高校卒業するくらいまでの資金は国として応援しましょう、という考え方です。

 

ですから子どもがいない場合は、寡婦年金 https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/sonota-kyufu/1go-d…

死亡一時金 https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/sonota-kyufu/1go-d…といったような、

支給額や支給期間があまり期待できないものとなります。

 

反対に厚生年金保険加入者だと、上記の遺族基礎年金に加え、遺族厚生年金を受給することができます

https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/izokunenkin/jukyu-…)。

条件によって支給額や支給期間に差はありますが、扶養されていたことを条件に遺族の対象範囲は

配偶者、子、孫や祖父母まで広がります。

また中高齢寡婦加算 https://www.nenkin.go.jp/yougo/tagyo/chukoreikafu.html

経過的寡婦加算 https://www.nenkin.go.jp/yougo/kagyo/keikatekikafu.htmlといった独自の給付もあります。

 

このように年金制度ひとつ取るだけでも、自営業者やフリーランスとそのご家族は、「経営面での自助努力」と同時に、

万一大黒柱が働けない、亡くなってしまったといった際の「収入確保や備えの自助努力」

もしていかなければいけないことがわかります!

 

今回はここまでにしますね。
それではまた!ありがとうございました。

 

 

ソフィア・アセットマネジメントクラブ(スタンダード)

CFPうらのまさこの「人生100年時代のマネー戦略」 より

 

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