第20回「ローンを考える その3 返済方法」

こんにちは、ザ・ヴィジョンクエストのうらのまさこです!

今回もお読みいただきありがとうございます。

 

前回は変動金利と固定金利という金利タイプの違いについてお話しました。

今回は元利均等と元金均等という返済方法の違いについてお話しましょう。

 

ローンは元金(借入額)と金利(利息)の2つからなっています。

その元金と金利の返済方法が異なるのが、元利均等と元金均等の特徴です。

以下からは理解しやすいように、月払いのみ、ボーナス払いなしでご説明します。

 

まずは元金均等返済から。

元金を均等に返済するという意味ですので、

月支払額は元金を返済月数で均等に割った額+元金の返済未経過分の金利負担額となります。

借り入れた初は元金はまるまる残っていますので、月の返済額はもっとも大きくなり、月が経過する毎に減っていきます。

元利均等返済より元本を返済するペースが早いので、同じ借入額・返済月数であれば、

トータル支払額は元金均等返済の方が少なくなり、お得です。

 

自動車ローンや事業用ローンなどは一般的にこちらになっているようです。

住宅ローンの場合は、独自で提供している民間住宅ローンでは取扱している金融機関が少ないです

(地銀ではどこも取り扱っていないのではないかと思います)。

全期間固定金利のフラットであれば大丈夫です。

 

当初の返済額で年収に対する返済割合を計算しますので、多額を借り入れする場合審査が厳しくなります。

お若い会社員の方で住宅ローンを組む場合だと、収入が少ない時期の負担が大きいため、

月々返済できるかどうか注意が必要です。

ただ幼いお子様がいる方だと、大きくなるにつれ月々の返済額が減っていくという考え方をすれば、

とても助かる仕組みかもしれません。

 

 

次に元利均等返済です。

元金と金利を均等に返済するという意味ですので、月支払額は変わらず一定です。

その一定額の中で、元金と金利の返済割合を変えていきます。

支払額を一定に抑えるために、借り入れ当初は元金返済の割合を大きくすることができず、金利の割合が大きくなります。

ですから上記の元金均等返済に比べ、元金の減りがゆっくりになる分、返済総額が多くなるというわけです。

 

みなさんが住宅ローンの相談で金融機関を訪れた場合、何も指定しなければ、必ず元利均等返済で案内されます。
住宅ローンにおいては、こちらが一般的です。

 

月の支払額が一定の方が生活設計が立てやすい、10年の住宅ローン減税(今回の税制改正で13年に延長されそうです)

を有効に活かして終了後繰り上げ返済を予定している、そういう方だとこちらがおすすめです。

 

 

3000万円を金利1.5%、30年で返済するとします。

返済2回目の月支払額は、元金均等返済が約120728円、元利均等返済が約103536円ですが、途中で逆転し、

たとえば返済240回目だと元金均等返済は約95937円まで減ります。

返済総額でみると、元金均等返済では約3677万円のところ、元利均等返済では約3724万円となり、その差は約50万円。

金利が高くなったり返済年数が長くなると、さらにその差は大きくなります。

 

詳しくは「人生100年時代のマネー戦略」第7回ビデオで解説しています。

他にもいろいろチェックポイントに触れていますので、まだ視聴されていない方、ご期待くださいね。

 

前回の金利タイプや今回の返済方法をしっかり押さえて、ご自身の生活設計にあったローンの組み方を検討しましょう。

 

今回はここまでにしますね。

それではまた!ありがとうございました。

 

『人生100年時代のマネー戦略』

《お金のプロであるCFPうらのまさこによる全12回のe-learningカリキュラム》

人生100年時代のマネー戦略